2010/02/24

NHK

バンクーバーオリンピックを見ながら、書いています。


かなり前の日経にですが、インターネットによる通信販売の市場が
年々拡大しているという記事を見ました。

先々週あたりに、NHKのテレビのニュースでも見て、
ZOZOの社長さんがインタビューに答えているのも見ました。


在庫を抱えなければ、低資金でも開業できるネット事業ですが、
実店舗を持つアパレル小売店に関しては忌々しき事態かもしれません。

通信販売を行うセレクトショップも最近増えておりますし、
それに伴い、サイト製作、運営、商品撮影などを代理で請け負う
会社も出てきました。


が、インターネット販売による市場は殆どが大手企業が占めているので、
市場が拡大していると言っても、なかなかダイレクトに売り上げに繋がらないのが
実情じゃないでしょうか。


NHKのニュースに戻ると、
ネットで洋服を買う方のインタビューもありましたが、
「好きな時間に買い物が出来る」が大きなメリットとして
ありましたが、他にも接客に関してもネットで買う理由が
あるんじゃないかと個人的に思っています。



洋服であればこそ、接客を基に自分の合う洋服を
探して買うことが本来一番楽しいと思います。

いろんな服を試して見て、わくわくして、
気に入ったもの買う。

でも、提案者である販売員というものになんとなく
抵抗を感じる人たちも多いかと思います。

僕も、店員に主導権を握られるとすごく困ります。
多分似合っていなくても、「似合う」と言われるのが
誰でも味わう抵抗感に繋がっている気がするし、
お金を払う側はこちらだと言うのに、なぜか販売員の方が
立場が上な気がします。

平日仕事でストレス抱えている人が
休日の買い物にもストレスを抱えるのではうんざりするでしょう。


時々ですが、販売員が、電気屋さんと同じように商品知識が
お客より上のはずなのに、あまり説得力を感じません。

小売と共通して、例えば電気屋さんで
「最後の一点です」、「私も色違い持っています」
ことを言われたら、「はぁ?」みたいなことになることは必至。


電気屋さんにはカリスマ店員はいません。
同じ小売なのに、考えるとやはりアパレルという世界は
特殊だなと思います。

そういう店員に嫌がる、好きなものを好きなときに
買える安心感がネットにはあるのだと思います。



ネットで買うものをする時、アパレルは一般の小売に
変化すると思います。

質問のメールを打って、返信者がまず「色違い持っています」
というような返答はしないと思います。

質問に対して迅速、正確に答え、最近のトレンドを交えて
回答するくらいでしょう。


決定権は絶対に購買者にあるという小売の基本が
現場に復権しない限り、実店舗による
継続的な売り上げを作るのはどんどん難しくなるような
気がしました。


携帯で打つと疲れます。

2 件のコメント:

  1. タカスカジュン2010/02/25 1:09:00

    ネット販売の話し、興味深いです。
    最近、実店舗で買う時も、予めネットで調べてから買いに行ったりしますね。

    ネットもそうですが、実店舗に期待する事って、思ってもいない品物に差し掛かったり、気持ちが入った目利きとか。

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  2. コメントありがとうございます。

    知り合いのショップスタッフさんが言っていましたが、
    お客によっては試着だけして、ネットで安い所を探して
    買う人もいるみたいです。
    そうなってくると、今の外食産業と一緒で、
    価格競争のみになってしまいますよね。

    そうそう、「ここ、こだわっているんだろうなぁ~」
    っていうお店は、外から見ても思わず入ってみたく
    なるし、期待以上のものが置いてあったりしますよね。確かにその辺りはネットだとなかなか表現
    出来ないですよね。

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