2010/02/26

PARCO

2月25日の日経で、大分パルコが2011年2月に撤退するという記事を
見ました。

百貨店は最近閉店が相次いでいますが、
地域に即して展開してきたパルコも厚木、岐阜に次いで3店舗目。


ちょっと気になったので、サイトを見てみると、
福岡は3月にオープン。そしてシンガポールにも展開するみたいですね。

出身の宇都宮のパルコは、僕が中学の時に入ってきて、
大学に入るまでお世話になったデパートの一つ。

他に東京はもちろん、広島や、大阪のパルコにも
行きましたが、正直、東京位しか良いショップは入っていないイメージでした。





80年代の東京の若者文化を盛り上げ、形成したのは他でも無いパルコです。
しかしながら、大阪のパルコと、渋谷のパルコでは中に入っているお店が
全く違うし、それを知らない大阪出身のデザイナーが東京のパルコ出展を
見送った位です(笑)

他のデパートに押され気味なところを見ると、
「おしゃれ」という流れは完全に他に移ったような気がしますし、
当時と比べて東京にも本当に様々な人達がいるので、
いろんなおしゃれが混在している状態が現状でしょう。

もっと、気になるのは、パルコの中に入っているショップさん達が
そういった事実をしっているのかどうか、はたまた、
パルコに社員として汗水流している若手の人達がそういった
自覚があるのかどうかです。

今年のグランバザールは、「パルコアラ」というキャラ展開でしたが、
カリスマ性トレンドとは全く別物だった気がします。



僕個人として、その流れは決して好きなものではありませんが、
最近のおしゃれというものは、既に細分化されすぎて不明瞭な
もので、確信めいたこともなかなか表現できないのが現状かなと思います。


そんな中でも宇都宮パルコは、
単館系の映画館を展開、ショップも当時は大手ドメスティック、インポートが
並ぶ、最高に面白いショップでした。

宇都宮を更に盛り上げた立役者だったような
気がしますし、実際、「パルコ」とgoogleで検索すると、
2番目に宇都宮パルコが出てきます。


全国店舗の中でも意外と重要な位置をしめているような気がします。
今でも、宇都宮オリオン通りの活性を
握っているのは宇都宮パルコのような気がします。

宇都宮から大通りを歩いていくと、
ユニオン通りの入り口にパルコが聳え立っていますし、
車で来た人たちも、大方パルコの立体駐車場を拠点に
しています。そして対面には二荒山神社。




大分パルコが地元に対してどういう立場だったのかは
わかりませんが、宇都宮の場合は、パルコが
シンボリックに働いているのは間違いないと思います。

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