夢野久作と養老孟司の本を買いましたが、
新書で衝動買いしてしまった本を、
久しぶりに一気に読みました。
中村のん『社長、その服装では説得力ゼロです』
ほぼジャケ買いに近い形ではありましたが、
久しぶりに正解でした(笑)
洋服にスタイリストとして関わって30年近くの方が
書いた、ファッション、特に着こなしに関する本。
題名からすると、ファッションに無頓着な人々を
こき下ろすような内容を想像しがちですが、
「その人のパーソナリティに合った着こなしをすべきである。」
という点に本書は集約されていると思います。
それはキャラクターであったり、社会的地位であったりで、
または向かう自己の目標であったり、意思表示であったりなど、
「他人の目」を見据えたファッションを提案しています。
この辺りはすごく共感できて、
例えば、鷲田清一さんの『ちぐはぐな身体 ―ファッションって何?』
でもファッションに無頓着な人間と、ファッションは自己満足だとばかりに
奇抜な洋服を着ている人間は、見られる「他人の目」に意識が
無い部分では、両者は同じことであると言っています。
ファッションは自己満足なんかじゃないと僕は思います。
他人に認められてこそ、本当のファッションの始まりだと
思います。
目は口ほどに物を言うとは、言い得て妙であり、
ただただ、表面だけを着飾るだけがファッションではなく、
コミュニケーションの一つとしてみれば、奥深いものに
成ってくると思います。。
コミュニケーションの一つとしてみれば、奥深いものに
成ってくると思います。。
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